以前から計画していた鹿児島の出水と長島へいつものメンバー6人で1泊旅行に行きました。人の話を聞かないシルバーばかりなので、それぞれ自分の話をして相変わらずにぎやかな車中です。
芦北インターをおりて、まずは7月の災害で被災した「岩永醤油」さんの醤油蔵に行きました。玄関の2mほどに泥水の跡があり、水の勢いの怖さを知りました。
その醤油蔵の前には、佐敷城跡から出土した『天下泰平国土安泰』銘鬼瓦(熊本県指定重要文化財)があります。原寸の400倍の大きさで再現しています。京都府大江町の平成の大鬼瓦(高さ5m、重さ10t)を抜いて日本一の大きさだそうです。
次に向かったのは、芦北の山奥になる「ダ・ロープ亭」です。以前から気になっていたステーキ屋さんで、鉄板の上でお肉を焼いてくれます。お店は「ぽつんと一軒家」にでも出てきそうな山奥にあります。こんな細い道を誰が通るんだろうと言いながら進んでいきました。11時に予約を入れていましたが、駐車場にはもうたくさんの車がありました。
お年寄り6人組なので、まずはひれ肉1kgをたのみました。
すごくやわらかくておいしかったですね。このあと、厚切りのカルビとタンも追加して、運転手以外はおいしいビールもいただきました。お隣のテーブルでは若者5人で6kgの肉を注文していました。その食欲にビックリです。
途中、水俣のバラ園を見学しましたが、時期が終わりみたいで少しの花しか見ることが出来ませんでした。残念!!
今回の一番の目的である、出水の武家屋敷に行きました。せっかくなので牛舎に乗って案内してもらいました。
国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されている「出水麓武家屋敷群」内にある神社です。イチョウがきれいでした。
私たち6人を乗せてくれた牛です。案内の人が「黒毛和牛」ですと言われたのは、今お肉を食べてきた私たちにはちょっと違和感と罪悪感がありました。
せっかく出水まで来たのだから、有名なナベツルも見に行きました。こんなにまじかで沢山のツルを見たのは初めてです。
翌日は、阿久根市から黒之瀬戸大橋を渡り、国道389号線を指江方面へ向かうと目の覚めるような青い海原と海岸から山頂に向い営々と築き上げられた段々畑が見えてきます。ここが「上り浜・汐見の段々畑」です。自然の美しさと長年にわたる先人たちの労苦が生み出したやさしい風景です。
黒の瀬戸大橋近くで昼食を頂きました。女性陣は海鮮丼、男性陣は刺身定食を注文しました。海鮮丼はお刺身がいっぱいでご飯にはなかなかいきつきませんでし、主人たちにはそれぞれ大きな鯛の煮魚がついていて、食べるのに苦労しました。
仲間が一度行ってみたいと切望していた大型スーパーに行きました。敷地面積17万平方メートル(東京ドーム3.6個分)、売り場面積1.6万平方メートル(コストコとほぼ同じ)だそうです。一通り見て回るのは大変でした。
数百円の小さな部品からウン千万円する鍾乳石(購入者が気になる)まで取り揃えているとそうで驚きです。
この後、帰路に着きました。吉無田の居酒屋さんで反省会を予約していましたが、お昼に食べた食事がまだまだお腹にあり、注文した食事を皆死ぬ気(?)で食べました。