これより高森町から山都町に入ります。
所々にまだワラビがあったので取りながら山を下りました。来年はわらび取りの恰好で本格的に取りに行こうと思いました。帰ったら早速あく抜きしていただくことにします。
本当に久しぶりに清和天文台に来ました。子供たちが小さい時は夜シートを持って来て寝ころびながら星の観察をしていたのを思い出しました。
野芝が一面に敷き詰められていてよく手入れが行き届いています。隣接しているロッジは、コロナの影響なのか宿泊を止めてありました。主人は遊心の宿泊棟に利用できるヒントがないかと妄想中です。
ずいぶん以前に新聞に載っていた山都町の「京の上臈(じょうらく)」を見てきました。平家の落人伝説で、この地に逃れてきた平家の夫や恋人を追いかけて、京の上臈(身分の高い女官)がやってきたが、「平家は滝に身を投げてしまった」という話を聞き、悲しみの果てにこの地で石となってしまったという言い伝えの地です。道路沿いに看板がなくやっと探しました。
薄暗い場所にあるのでなんだかその女人の思いが伝わるような気がしてきます。
と、そういう気分に浸っていたら、主人が一言「なんだ、石灰岩じゃないか!」ですって。瞑想が吹っ飛んでしまいました。
帰り着いたのは4時。主人は早速作業着に着替えて周辺の整備に取り掛かりました。暗くなってからやっと母屋に帰ってきました。本当によく働きます。