7月4日(土)から降り出した雨は通常と違う降り方でした。主人は、いつもの雨と違うから会社に行って待機しておく。と言ってお昼前から出かけました。すぐに国交省から連絡があり、芦北に出動していきました。この日からずっと毎日、芦北や球磨と現場の状況を見て回り今後の対策を考える仕事が始まりました。社員さんも休日返上で頑張ってくれました。もちろん、今も続いています。帰ってから現場の様子を写真を見せながら説明してくれますが、見たこともない風景に驚かされます。
球磨川左岸の鉄道や道路は川の勢いで崩れています。
当時の水位の高さがわかる写真です。
九州最大の鍾乳洞である球磨村の『球泉洞』も豪雨で大きな被害が出ています。裏山が崩れて大量の土砂と大木が施設を襲いました。約50センチの土砂が堆積して本館や219号下にあるエジソンミュージアムまで達しています。幸い、球泉洞内には被害がなかったそうですが、膨大な土砂の撤去と停電と断水の復旧には時間と金がかかるため、再開のめどは立っていないそうです。
球磨川にかかっている橋も10橋ほど流されたそうです。水の勢いと大量の流木に耐えられなかったのですね。
周辺の道路には至る所で車が散乱しているのが見受けられます。
また、人吉市内にある県内で初めて国宝指定された「青井阿蘇神社」が水没被害を受けました。当時、赤い鳥居が少し見えるくらいまで水位が上昇し、橋の欄干も壊れています。
これから、復旧作業で大変だと思います。県内から数多くのボランティアの方々が来てくれています。本当にありがたいです。主人たちも道路の復旧や橋の架け替え作業の基礎調査に日々頑張っています。私たち社員家族は、主人たちの健康管理に頑張りたいと思います。