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遊心だより

春の小旅行①20210404

久しぶりに吉無田メンバーで天草へ1泊旅行に出かけました。まず、昼食にと宇土市にある船場橋近くの飲食店へ。宇土の船場橋の畔にある140年前の蔵をリノベーションした洋食レストランです。

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内部も大きな柱が残っていて趣のある建物でした。もちろん、食事もおいしかったですね。

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このお店を出たところに船場橋があります。この橋は浜戸川の支流、船場川に架かる石橋の単一アーチ橋で、延長13.7m、幅4.1m。江戸末期に造られた眼鏡橋です。橋のアーチを彩る馬門石(まかどいし)の薄紅色が印象的です。かつて宇土城下町の水運の拠点としてにぎわったこの辺りには、武家屋敷や井戸、船荷を積み下ろした石段が川の両岸に残り、江戸時代の面影を今に伝えています。石材は宇土市で採れる馬門石を使用しています。熊本地震で被災した江戸時代末の石橋でしたか2020年春に復旧されました。

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石のことには詳しい主人が成り立ちや馬門石の詳細を友人に説明していました。

次に向かったのは定番の三角西港です。石畳の港湾や洋館など、明治時代に造られた姿がそのまま残っており、多くの映画やドラマのロケ地としても使われているんです。この写真は、「浦島屋」です。明治20年頃、当時三角港と呼ばれていた三角西港に誕生したコロニアル様式のホテルでしたが、明治37年に廃業。現在の浦島屋は平成4年に数枚の写真を基に透視図面を作成し、かつての姿に復元したものだそうです。

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この水路は、私の好きな場所です。山裾から海岸へと流出する石造りの排水路で、底も側面も石積みで造られています。明治20年竣工。水路の曲がり角を直角ではなくカーブをつけて作られているなど、当時の最先端の工法で作られました。平成14年(2002年)に国の重要文化財に指定されています。

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西港から、新しい新天草1号橋(天城橋)が見えます。これからここを通って天草に向かいます。旧1号橋「天門橋」(てんもんきょう)に仲良く寄り添うかのように作られた全長463メートルの新1号橋は、アーチ橋としては国内最大級、「ソリッドリブアーチ」と呼ばれる工法では国内最長となるそうです。

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 途中、以前紹介した「リゾラテラス」に寄って、姫戸町にある「甲ら家」に向かいました。

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 タイでよく見かけたトゥクトゥクもありました。懐かしいねと皆で言っていたら、食事会場まで乗せてくれました。

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