次に国道442号を通り、「竹の熊の大ケヤキ」を探して南小国町へ行きました。竹の熊菅原神社境内にあるこのケヤキは、樹齢は約1000年と言われ、幹囲18m、樹高32mの大ケヤキです。看板を見てびっくりしました。昭和10年に国指定された天然記念物でした。熊本県人でも知らない人が多いでしょうね。
その後、「鏡ガ池」へ。小国両神社の参道沿いの一番街から狭い路地に入ったところにある清冽な泉です。大きな欅の根元からはふつふつと水が湧き出しています。その昔、醍醐天皇の孫姫 小松女院が愛しい人との再会を願い、11人の侍女とともに鏡を投げ入れたと言われています
この池を挟んで、近くに「けやき水源」がありました。樹齢1000年とも言われるケヤキの根元から湧水しており、平成23年にくまもと景観賞「水と緑の景観賞」に選ばれています。福運三社めぐりの一つとして、水源にある水神様には多くの観光客が訪れるそうです。
次に目指したのは、旧宮原線の橋梁です。国道387号を大分方面へ。岡本とうふ店近くにあります。訪ねていかないとわからない場所です。草を踏み分けて進んでいきました。
熊本県小国町の「肥後小国駅」と大分県九重町の九大本線「恵良駅」を結んでいた旧国鉄宮原線(廃線)で、廣平橋(ひろだいらはし)といいます。杖立川支流の峡川に昭和12年に架設された、長さ80m、径間7mのコンクリート造連続アーチ橋。谷間の新緑に佇む9連アーチが美しい国登録有形文化財です。やっと見つけたときは感動モノでした。
最後にゆっくり温泉に入って帰ることにしました。岳の湯地獄谷温泉の裕花によりました。ずいぶん昔に娘と一緒いったところです。入口に蒸し窯がおいてあり、温泉につかっている間に出来上がるようになっています。残念ながら、材料を持って行ってなかったので眺めるだけでした。
たまには、こういうドライブもいいですね。一日中運転してくれた主人に感謝です。